【目指せ!初級ウェブ解析士】毎日コツコツ⑥ 用語定義・基礎編 (1)
2014/09/26
ウェブ解析でウェブサイトから何がわかるのか?
例)百貨店でウェブ解析を例えると…
お店 → ページ
お客さまは何店くらいみてくれたのか? → 「ページビュー数」
百貨店を訪問したお客様の数? → 「セッション数」
正面入り口(トップページ)だけ見て去ってしまった。 → 「直帰」
百貨店には入ったものの、お店(ページ)を見ただけで買い物をせず去った。 → 「離脱」
正面入り口(トップページ)からではなく、隣のビルにつながる入り口(ランディングページ)から訪問した。
どのくらいの時間を店内で過ごしたか? → 「滞在時間」
テレビや新聞の広告で何回、何人が広告を見てくれたか? → 「インプレッション」
どの広告を見て、百貨店にきてくれたか? → 「参照元」
何を求めて百貨店にきてくれたのか? → 「検索ワード・フレーズ」
訪問した際、何回買い物してくれたのか? → 「コンバージョン数」
複数訪問を排した排した、重なりのないお客様の人数は? → 「ユニークユーザー数」
初めて訪問してくれたお客様の人数は? → 「新規ユニークユーザー数」
リピーターのお客様の人数は? → 「リピーター数」
クッキー(Cookie)・IPアドレスから、アクセス元の都道府県、企業、訪問回数を知ることができる
お客様ではない検索エンジンプログラム(クローラ)は分析からはずす。
ヒット数(Hits または Number of Hits)
● ヒット数とは?
ブラウザからサーバーに対して送られる、全てのファイルに対しての表示要求のこと。
→ヒット数はエラーとなったファイルが含まれる
→ファイル数はエラーとなったファイルを除いた値
● ヒット数カウント方法
例)トップページ(画像A 含む)、コラムページ(画像A、画像B、画像C 含む)の計2ページ
Q:このサイトを全部閲覧した時、合計ヒット数は?
A:トップページ + 画像A + コラムページ + 画像A + 画像B + 画像C = 計6ヒット
ただし、ブラウザに同じ画像をキャッシュする設定になっていた場合
A:トップページ + 画像A + コラムページ + 画像B + 画像C = 計5ヒット
ページビュー数(PV/Pageviews)
● ページビュー数とは?
一つのユニークなURLで判別できるページが、ユーザー(訪問者)にどれだけ見られたかをカウントした値。
「PV(ピーブイ)数」「アクセス数」とも呼ぶ。
● 平均閲覧ページビュー数とは?
一人あたりの閲覧ページ数の平均値のこと。一般的には1セッションあたりのページビュー数で算出。
● Googleアナリティクスでの仮想ページビューとイベント
1)仮想ページビュー
通常はページビューとしてカウントできないものをカウントするための機能。
2)イベント
ソーシャルメディアのボタンやソーシャルブックマークのボタンが押されたかなど、ページビューとしてはカウントしたくないが、クリック行為そのものは測定したいときに利用する手法
● 分析時のヒント
- 平均閲覧ページビュー数はサイトへの興味関心指数
- 平均閲覧ページビュー数が少ないケース
→ サイトの目的によっては、平均閲覧ビュー数が低くても目的を果たしているケースもある - ページビュー数は期間比較で分析する
- 解析手法によるキャッシュページの測定の違い
→ ブラウザがページをキャッシュしてしまうと、再度閲覧したページを計測できません。 - ページビュー数の変化は参照元ごとに深掘りする。
- 参照元ごとのページビュー数
- キーワードごとのページビュー数
- 検索エンジンごとのページビュー数
上記の数値を期間比較で確認することで変動原因を分析します。
- ページビュー数はウェブサイトの規模を表す指標にも活用できる